そのダイエットで肌がしぼむ？NGダイエット法と美肌のためのダイエット法を伝授

肌がしぼんで老け顔に

急激なダイエットは、細胞の水分を一気に減らすため、肌のハリが減少してシワが増える原因に…
極端な食事制限を行うことで、たんぱく質やビタミンなどの必要な栄養素が不足し、肌のハリが低下。
さらに短期間で一気に痩せると、肌が体脂肪の減少に対応できず、皮膚が余ったような状態になり、肌がたるんでシワを引き起こしてしまうのです。

身体だけでなく顔の筋肉量も減るため、肌に弾力がなくなり老けたイメージになってしまいます。

栄養バランスが崩れて体調不良に

炭水化物や糖類を避けた食事をし、カロリーを減らすことばかり考えたダイエットを続けていると、栄養のバランスが崩れ体調を崩す可能性があるので注意が必要。

無理な食事制限を行い栄養バランスが崩れると、健康的な肌や腸内環境を作るために必要な栄養である「糖質」「たんぱく質」「脂質」が不足。
さらにはビタミンやミネラル・食物繊維といった大切な栄養素も不足してしまい、頭痛などの不調や疲れやすくなったり風邪のような症状が出たりすることもあります。

便秘による肌荒れ

過度な食事制限を行うと、腸内環境を整える食物繊維や水が不足しがちになり、便秘から肌荒れを引き起こす可能性があります。

炭水化物には食物繊維が含まれているため、炭水化物を抜くダイエットを行うことで食物繊維の摂取量が減少。
食物繊維が不足すると、善玉菌の餌が減ってしまい、便秘になりやすく、腸内環境が乱れてしまう原因に。
腸内環境が乱れると悪玉菌が増加。悪玉菌の発生する有害物質によって下痢や便秘などを引き起こしてしまうことがあります。
さらにその有害物質が血液を通して肌へとまわり、ニキビや肌荒れへとつながるのです。

血管が老化　病気のリスクが高まる

炭水化物の摂取を極端に減らすと、血液をつくる骨髄の機能が低下。
傷ついた血管を修復する物質が減るため、 血管が老化して動脈硬化が進みやすくなる原因に。

また炭水化物を抜くダイエットをすると、それを補うようにたんぱく質の摂取量が多くなる傾向にあり、この脂質が多い食事は食事は、動脈硬化などの心臓病にかかるリスクを増やす可能性があると農林水産省でも警告が出されています。
さらに食物繊維の摂取量と心筋梗塞の発生リスクには関連があるという研究もされており、炭水化物抜きダイエットにより食物繊維が不足すると、 心血管疾患のリスクが上昇する可能性も。

▼ダイエットする際に気をつけたいポイント

では美肌を保ったままきれいに痩せるには、どのようなポイントに気を付けてダイエットを行うとよいのでしょうか。
ここではダイエットする際に心がけたいポイントをご紹介します。

バランスの取れた食事を

ダイエット中はカロリーを減らすことだけに気を取られがち。
そのため栄養バランスが崩れてしまい、体調不良や肌荒れを引き起こしてしまうことも。

ダイエットを行う際には、栄養バランスの整った食事を摂ることに注力してみてください。
美肌をサポートするビタミン類やミネラル・腸内環境を整える食物繊維などは積極的に摂取するよう心がけると◎

炭水化物は適切な量を摂取

炭水化物を抜くダイエットは即効性が高い反面、リバウンドのリスクや体調不良・心疾患の発生といったリスクもあります。

炭水化物には身体や肌を健康に保つために大切な食物繊維や糖質が含まれます。
なかでも糖質は、身体のエネルギーとなる栄養素。
糖質が不足すると脳がエネルギー不足になり、集中力や思考が低下したり、倦怠感などの不調をきたす可能性も。
最悪の場合低血糖となり、命にかかわる状態になる可能性もあるため、完全に摂らないのは避けて、適切な量（1食で茶碗半分～軽く1杯程度）を摂取するようにしましょう。

ダイエットを行うなら摂取量を減らすのではなく、「野菜を先に食べる」「食事の時間を気に掛ける」などの工夫をするようにしましょう。

適度な運動を行う

食事制限のみで行うダイエットは、体脂肪率が減少する一方で筋肉量も減ってしまうため、長期的にみると痩せにくい体になってしまいます。
キレイに痩せるためには、筋肉を落とさないよう心がけるのが大切。

筋トレや有酸素運動などを一緒に行うことで基礎代謝が増加し、太りづらい身体を目指せます。
また顔の筋肉を動かすトレーニングも合わせて行うことで、シワやたるみの予防にも◎

▼ダイエット中でも肌をキレイに
積極的に取り入れたい栄養素

ここではダイエット中でも美肌を保つことができるよう、積極的に摂りたい栄養素・食材をご紹介。
美肌を作るには食事が大切。ぜひ参考にしてみてください。

たんぱく質

ダイエット中に意識して摂取したいのが、肌や筋肉・免疫細胞などを作り出すと言われるたんぱく質。
肌の弾力をキープするコラーゲンやエラスチンもたんぱく質に含まれているため、たんぱく質が不足すると乾燥をはじめとする肌トラブルにつながる可能性も。

ダイエット中には、脂の多い肉類はできるだけ避け、赤み肉や鶏むね肉・魚介類・大豆製品などの植物性たんぱく質を摂取するのがおすすめ。
なかでも大豆はたんぱく質だけでなく、ビタミンB群・イソフラボン・食物繊維といった栄養素が豊富に含まれているので、美肌を意識しながらのダイエットにピッタリ。

食物繊維

食事を減らしたり脂質や炭水化物を避けるといったダイエットをしていると、便秘がちになり肌荒れを引き起こすことも。
そこで意識して摂取したいのが食物繊維。

食物繊維には腸内環境を整えて便通を改善する効果だけでなく、余分な脂質や糖質を排出する働きがあるのです。
また栄養素の吸収をゆるやかにして、血糖値の急激な上昇を抑えたりする効果も期待できます。

噛み応えがあって、主食のかさ増しに使えるのも◎

ダイエット中には、こんにゃくや大豆製品・さつまいもなどがおすすめ。

ビタミン・ミネラル類

ビタミン類は、肌に潤いを与える・皮膚の炎症を鎮める・肌の色素沈着を防ぐ・肌のターンオーバーを促進するなど、美肌にとって嬉しい働きが多くあります。
しかし、ビタミンは体内では合成できないものが多くあり、一度にたくさんとっても尿とともに排出されてしまうものも少なくないため、食事から小まめにとることが大切。
特に、「美肌のビタミン」と言われているビタミンB2をはじめとするビタミンB群は積極的に摂りたい栄養素。

またミネラルには消化や代謝を助ける働きや、塩分の摂りすぎや体内の水分量を調節してむくみを抑制するなどの働きがあります。
ミネラルは不足するのも過剰摂取になるのもよくありません。
鉄分は脂肪燃焼効果がある反面、不足しがちな女性も多くいます。

また、むくみの原因となるナトリウムは、過剰摂取になりがちなので要注意。
主に食塩（塩化ナトリウム）として食事に含まれているため、濃い味付けにならないよう心がけましょう。

ダイエット中におすすめのビタミン・ミネラルを含む食材

脂質

油っぽい食べ物＝太るイメージが強いため、ダイエット中の方は脂質を避ける方が多いはず。
しかし、脂質も全く摂らないというのも良くありません。

脂質のなかでも、必須脂肪酸は皮脂を作るための原料です。
そのため必須脂肪酸が不足すると、皮脂も少なくなり肌内部の水分を維持できず、肌が乾燥する原因になります。
乾燥肌を予防するためにも必須脂肪酸は意識的に適量を摂取するのが◎
サバやイワシ、エゴマ油や亜麻仁油などに必須脂肪酸がよく含まれるためおすすめ。

ただし、脂質の摂り過ぎは肥満や生活習慣病の原因となるので適量摂取を心がけることが大切です。

▼スキンケアで肌にもビタミンを

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▼まとめ

今回は炭水化物抜きダイエットによる肌への悪影響と、ダイエット中に気を付けたいポイントをご紹介しました。

急激なダイエットは肌をしぼませて、老けて見える原因となります。
ハリのある美肌を保ちながら痩せたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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