スキンケアを頑張っているのになかなかキレイにならないお肌。
もしかしたら・・・
「洗いすぎ」「つけすぎ」「塗りすぎ」になっていませんか?
実はこのような”やりすぎのスキンケア”には注意が必要。
肌トラブル対策のつもりで行っているスキンケアが、肌を痛めているかもしれません。
美肌への近道は、本当に必要なケアのみで肌本来の力を活かすのが一番。
今回はトラブルの起きにくい健康的な肌を目指すための、シンプルケアについてご紹介します。
美肌への近道はシンプルケア
”やりすぎ”ケアは肌荒れの元!
シンプルケアのメリット
肌の負担を軽減
避けたい肌へのダメージのひとつに「摩擦」があります。
肌はクレンジングや洗顔だけでなく、スキンケアの際にも摩擦によるダメージを受けています。
そのため、乾燥をはじめとする肌トラブルを防ごうと使用する化粧品が増えていくと、反対に肌に負担をかけているかも。
摩擦により”皮脂膜”という肌が本来持っている天然の保湿クリームが剥がれやすくなると、乾燥が進み外からの刺激を感じやすくなり肌トラブルが起きやすくなります。
また紫外線などの外からの刺激から守り、肌内部の潤いを保っている”肌のバリア機能”も低下するため、肌が乾燥する原因に。
毎日のスキンケアを重ねるほどに、過剰に肌をタッチしているかもしれません。
お手入れ中の摩擦を極力避けるためにも、シンプルケアがおすすめなのです。
肌本来の力を強める
クレンジングでこすり、さらにクレンジングの油分を落とすために洗浄力の強い洗顔料で洗い、熱いお湯で流す…こんな洗顔を行っていませんか?
毛穴の黒ずみや肌の汚れを落とそうと行っているその洗顔も、洗いすぎになっているかもしれません。
クレンジングには界面活性剤が含まれているため、肌に必要な”皮脂膜”まで洗い流してしまい、肌が乾燥しやすくなります。
皮脂膜が失われるて乾燥しやすくなった肌は、ターンオーバーの乱れが起こり肌トラブルの原因に。
また洗いすぎて失われた水分や皮脂を補おうと、寝る前にクリームやオイルをつけすぎると、肌本来が保つバリア機能が衰え、毛穴が詰まりやすく吹き出物に悩まされることも。
洗顔もスキンケアもシンプルステップにすることで、やりすぎのケアを防ぎ肌が本来もっている潤いを保つことができるのです。
肌のターンオーバーを整え、バリア機能を改善することでしっかりと土台が整い”トラブルの起きにくい肌”につながるのです。
おすすめのスキンケアルーティン
シンプルケアのポイントは「洗う」ことと「潤す」こと。
ここではおすすめのスキンケアルーティンをご紹介します。
石鹸洗顔でやさしく汚れをオフ
スキンケアは洗顔から始まるといえるほど、肌に大切なこと。
一方で間違った洗顔方法を行うことで、ターンオーバーの乱れやバリア機能が低下し、肌が荒れてしまう原因に。
美肌のためには、不要な汚れのみを落としてターンオーバーを整えることが重要です。
そこでおすすめなのが、クレンジングが不要な石鹸洗顔。
ここでは石鹸洗顔のメリットや選び方をご紹介します。
石鹼洗のメリット
肌に優しい
洗顔石鹼は一般的に自然素材から作られており、化学的な添加物や刺激物を含まないシンプルな原材料でできています。
クレンジングなどに含まれる合成界面活性剤は、外的刺激から肌を守る皮脂膜も洗い流してしまうため肌トラブルの原因となるのです。
一方、石鹸は自然由来の原材料でできているため肌に優しく、皮膚の水分や油分を取りすぎることがないため、肌の乾燥を防ぎながら汚れを落とすことができます。
洗浄力が高い
石鹸は洗顔フォーム(合成洗剤)に比べ洗浄力が高く、肌の汚れを短時間で落とすことができます。
石鹼はアルカリ性という特徴があるため、皮脂や汗といった酸性の肌の汚れを中和して落とすことができます。
弱酸性の洗顔フォームでもこの酸性の汚れを落とすことは可能ですが、アルカリ性の石鹼に比べると落としにくく、洗顔時間が長くなり過度に摩擦を与えてしまう原因にも。
また洗顔後の洗浄成分も肌に残りにくいため、肌への刺激を少なく、汚れをしっかり落とすことができます。
石鹸の選び方
成分を確認
洗顔石鹸を選ぶ際は、成分表を確認しましょう。
一般的にシンプルな原材料で作られている洗顔石鹸ですが、合成香料や防腐剤・鉱物油などの添加物が含まれていないかチェックすることが重要です。
肌タイプに合ったものを選ぶ
自分の肌タイプにあった洗顔石鹼を選ぶことも大切です。
乾燥肌の場合は植物オイルなどの保湿成分を含んでいるもの、皮脂肌の場合は余分な皮脂を取る効果のあるものなど、目的に応じたものを選びましょう。
化粧水でしっかり潤す
石鹼洗顔で優しく汚れをオフした後は、しっかりと肌を潤わせることが大切。
化粧水はスキンケアの基本的なアイテムであり、肌の健康を保つために欠かせないもの。
実際にどのような効果があり、何を選ぶべきなのかおすすめの成分と併せてご紹介します。
化粧水はなぜ重要?
洗顔で汚れをオフした後は、肌に負担をかけない保湿成分をたっぷりと与えてバリア機能を補うことが大切。
乾燥した肌はバリア機能が低下し、しわやくすみなどあらゆる肌トラブルの原因になるため、肌の水分補給は必須です。
化粧水を惜しみなくつけることで肌を潤わせるという方法も見かけますが、実は肌が浸透できる水分量は決まっているためあまり意味がないことも…
シンプルステップで肌の潤いをキープさせるためには、使う量よりも配合されている成分に注目することが重要。
おすすめの成分と選び方
乾燥にお悩みの方 | ヒアルロン酸・セラミドなど | 肌の水分をキープ・バリア機能を高める |
シミやくすみが気になる方 | トラネキサム酸・ビタミンC誘導体・フラーレンなど | メラニンの生成を抑制・抗酸化作用 |
しわが増えてきたと感じる方 | レチノール・ナイアシンアミドなど | ターンオーバーの促進・コラーゲンの生成促進 |
日焼け止めの使用
日焼けは肌を老化させる原因
紫外線によるダメージは、あらゆる肌の老化現象の原因となります。
紫外線を浴び続けることで、コラーゲンやエラスチンといった肌の弾力性を維持するたんぱく質を分解し肌の老化を進め、しわやたるみの原因に。
また日焼けした肌はバリア機能が乱れて乾燥しやすい状態になります。
乾燥した状態が続くと毛穴やしわなどあらゆる肌トラブルの原因になるため、紫外線対策が重要なのです。
日焼け止めを選ぶなら
”紫外線吸収剤”と”酸化亜鉛”に注意
日焼け止めを選ぶ際には成分にも注目してみましょう。
この成分には要注意
一般的な日焼け止めに使用されている、”紫外線吸収剤”や”酸化亜鉛”は要チェック。
敏感肌の方や肌がゆらいでいる方はこの成分で肌荒れを起こしてしまう可能性があります。
”紫外線吸収剤”に含まれる化学成分に対して、アレルギー反応が引き起こされるケースがあるため、敏感肌の方は肌が荒れてしまうという方も。
強力な日焼け止めほど刺激が強くなるため、チェックが大切です。
また紫外線を防御する成分として含まれる”酸化亜鉛”にも要注意。
酸化亜鉛は、金属である亜鉛を酸化させてできた成分のため、金属アレルギーのある方は特に注意が必要です。
さらに皮脂を吸着する性質があるため、毛穴詰まりを引き起こす可能性も。
敏感肌、金属アレルギーの方だけでなく、毛穴詰まりが気になる方も酸化亜鉛配合の日焼け止めは避けることをおすすめします。
選ぶならこれ!
紫外線を防御する”酸化チタン”は、皮膚刺激性、アレルギー性などに関して試験が行われていますが、とくに大きな問題は見つかっておらずおすすめの成分。
またパッケージに紫外線吸収剤不使用などの文言のあるものを選ぶのもよいでしょう。
日焼け止めだけでなく、日傘やサングラスなどで紫外線を避けるのもおすすめです。
食事と美肌の関係
肌は食べたものから作られるというほど食生活は美肌を作るうえで大切なもの。
ここでは美肌におすすめの食材と悪影響を与える食品について解説します。
美肌におすすめの食材と栄養素
ビタミンC | 抗酸化作用・肌のハリや弾力を保つ・ターンオーバーを整える | キウイフルーツ・アセロラ・ブロッコリーなど |
ビタミンE | 抗酸化作用・保湿効果・柔らかくしっとりした肌を保つ | アボカド・納豆・ごま・アーモンドなど |
ビタミンA | 肌の修復・ターンオーバーを整える・皮脂の過剰分泌を抑制 | レバー・にんじん・パプリカなど |
ビタミンB群 | 肌の新陳代謝を促進・ストレスによる肌荒れの防止 | 豆類・魚介類など |
βカロテン | バリア機能の改善 | にんじん・かぼちゃ・ほうれん草・春菊など |
ミネラル(鉄・亜鉛) | 肌の代謝をサポート・ニキビやシミの改善 | 海藻・貝類・レバーなど |
たんぱく質 | 皮膚を作る栄養素 | 肉類・魚介類・たまご・大豆製品など |
悪影響を与える食品
揚げ物やスナック菓子・インスタント食品などの油脂を多く含む食品を摂取すると、体内で酸化し肌荒れの原因になります。
また、糖分を過剰に摂取することでビタミンB群が大量に消費されます。ビタミンB群が消費されて不足状態になると、肌トラブルが起きる場合があります。
なおパンやケーキ・ドーナツなどの洋菓子・揚げ物・市販のドレッシングやマヨネーズ・カレーなどのルウなどにも多く含まれている”トランス脂肪酸”にも要注意。
トランス脂肪酸を摂取することで、ニキビなどの肌荒れにつながる可能性があると考えられています。
生活習慣の影響
ストレスと美肌の関係
ストレスが増えると、ストレスホルモンが増加し肌のバリア機能が低下することがあります。
またストレスは血行を悪化させ、肌の乾燥やニキビの発生を促す可能性も。
ストレスを軽減するために、ストレス解消法を把握しておくことも大切になります。
寝不足は美肌の大敵
美肌を保つために、十分な睡眠は必要不可欠。
睡眠中には皮膚が補修されるため、寝不足になると肌のターンオーバーが乱れ、肌荒れやくすみなどの原因となります。
さらに、寝不足はストレスホルモンの分泌を増加させるため、肌状態を悪化させる可能性も。
良質な睡眠を確保するために、寝る前はスクリーンタイムを減らすなどの睡眠環境を整えることが大切です。
また就寝前に、アロマなどでリラックスする習慣を取り入れることもおすすめです。
おすすめのスキンケアアイテム
洗顔石鹸 HOCU SAVON
HOCU SAVONは合成界面活性剤などを使わず、オリーブ果実油やヤシ油などの自然の成分のみで汚れを優しくオフ。
保湿しながら汚れを落とすことができるのが特徴の洗顔石鹼です。
他にも合成保存料、合成着色料などの添加物を使用していないため、赤ちゃんの肌にはもちろん、乾燥肌など肌トラブルがある方でも安心して使用することができます。
また余分な熱を加えずに作る「コールドプロセス製法(低温製法)」を採用。
加熱しすぎないことで、原料そのままの保湿・美容成分を失わず自然な形でたっぷりと石鹸に閉じ込めています。
”HOCU SAVON 朝用”は肌質を柔らかくするアボカド油やオーガニックアルガン油などを配合。化粧水が浸透しやすくなり、メイクのノリをあげてくれます。
”HOCU SAVON 夜用”は植物オイルやクレイ成分を配合し、毛穴汚れやメイクなどの不要な汚れのみを吸着して優しくオフ。W洗顔が不要なため、肌への負担を抑えられます。
HOCU SKIN CONDITONING LOTION
みずみずしさが、お肌のすみずみまですっと馴染むテクスチャーで、ベタつかないのに潤いが持続するのが特徴です。
真皮の線維芽細胞を活性化するエクトイン、抗酸化作用の白金ナノコロイド、日焼けによるシミそばかすを防ぐビタミンC誘導体アミトース、キメを整え、しなやかなハリを与えるスギナエキスなど、お肌のトータルバランスを考えた成分を配合。
この1本でみずみずしい大人肌へ導き、澄みわたる透明感をもたらします。
まとめ
今回は実は知られていない美肌の秘訣”シンプルケア”についてご紹介しました。
年齢を重ねて肌悩みが増えると、ついつい使用するスキンケアが多くなってしまうという方も多いはず。
しかし肌のためと思って行”やりすぎ”のケアが肌を痛めている可能性があります。
健康的な肌の土台をつくるために、時短や手抜きのためではなく、あえてシンプルケアをおこなってみませんか?